日本スプライススリーブ株式会社
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FAQ

Q モルタル充填式継手って何ですか?
Q モルタルで接合できる?
Q スプライススリーブ継手(モルタル充填式)の特徴は?
Q 鉄筋が偏芯や傾斜していても、継手性能は大丈夫ですか?
Q 接合できる鉄筋の呼び名と種類は?
Q スリーブの使い方は?
Q エポキシ塗装鉄筋やステンレス鉄筋の接合にも使用できますか?
Q 充填材の強度は?
Q 継手単体の性能は?
Q 施工誤差における継手性能の余裕は?
Q スプライススリーブ継手を有する部材の性能は?
Q スプライススリーブ継手の地震の洗礼は?
Q モルタル充填式継手って何ですか?
A モルタル充填式継手とは、鋳鉄製の円筒形のスリーブに異形鉄筋を挿入後、高強度無収縮モルタルを充填して、硬化したモルタルを介して応力を伝達する機械式鉄筋継手です。
Q モルタルで接合できる?
A 継手専用に開発された「SS モルタル」を使用します。鉄筋に引張や圧縮力が作用した場合、応力は鉄筋のふしからモルタルに支圧力として伝達され、スリーブから他方の鉄筋へと伝達されますが、剛性の高いスリーブによって拘束しているため、モルタルの支圧強度やせん断強度は格段に向上して、鉄筋母材と同等の継手になります。
Q スプライススリーブ継手(モルタル充填式)の特徴は?
A スリーブと鉄筋の隙間にモルタルを充填するだけなので、あらゆるふし形状の鉄筋が容易に接合できます。継手の特徴としては、
  • プレキャストコンクリート製品の接合や先組鉄筋籠のワンタッチ接合が可能です。
  • 鉄筋が偏芯や傾斜していても、容易に接合できます。
  • 火器や特殊な施工機器・特殊技能を必要としません。
  • 継手接合や躯体の施工が容易で、かつ、安全であることから、クレーン効率も改善され、工事全体の工期が大幅に改善されます。
  • 施工マニュアルが完備しており、誰が施工しても作業員の技量や天候に左右されることなく、母材と同等の継手性能を示します。(SA 級・A 級)
  • 静的継手性能はもちろんのこと、優れた耐疲労性能を有しています。
  • 施工のプロセス管理が容易で、施工不良は各施工段階で容易に発見・修正ができます。
  • 継手の品質だけでなく、構造体の品質が向上し、工期短縮が図れることから、トータルコストの削減が可能です。
Q 鉄筋が偏芯や傾斜していても、継手性能は大丈夫ですか?
A スリーブには突起があり、鉄筋にもリブやふしがあることから、鉄筋が継手内部で偏芯や傾斜していても、スリーブとメタルタッチになることはありません。従いまして、グラウトはスリーブの隅々まで充填され、鉄筋に対する付着面積の減少は生じないことから、継手強度は低下しません。
Q 接合できる鉄筋の呼び名と種類は?
A プレキャスト用の継手(スーパーUX・NXU)は、JIS G 3112 に示すD16〜D41 鉄筋の2径差〜同径接合が可能で、場所打ち用の継手(スリムスリーブ)は、D13〜D51 鉄筋の2 径差〜同径接合が可能です。その他、D25 以上のSD590 SD685 用継手として、スリーブの形状を変えずに、材質とグラウト強度を上げた継手も用意しています。
Q スリーブの使い方は?
A 場所打ち用の継手(スリムスリーブ)は、以下の手順で行います。
❶スリーブに挿入する鉄筋に埋め込み長さのマーキングを施す。
❷スリーブをセットする。
❸マーキングがスリーブ両端に架かっていることを確認し、継手の仮固定を行う。
❹SS モルタルを練混ぜ、ポンプで継手内部に充填する。
❺継手全数について、マーキング位置にスリーブがあることと、グラウトが充填されていることを目視にて確認・記録・報告する。
A プレキャスト用の継手(スーパーUX・NXU)は、以下の手順で行います。
❶鉄筋を所定の長さにカットする。(直角切断は必要ありません。)
❷スリーブを型枠にセットする。(継手内部の鉄筋埋め込み長さは、継手内部のストッパーに突き当たるまで挿入し、突出鉄筋は型枠の外部で長さ管理します。)
❸型枠内部の配筋終了後、コンクリートを打設する。
❹PC 部材を建てこみ、サポートにより仮固定する。
❺SS モルタルを練混ぜ、ポンプで継手内部に充填する。
❻継手全数について、グラウトが充填されていることを目視にて確認・記録・報告する。
Q エポキシ塗装鉄筋やステンレス鉄筋の接合にも使用できますか?
A 通常のスリーブやエポキシ塗装を施したスリーブを用いて、エポキシ塗装鉄筋を接合できます。
A ステンレス鉄筋の接合については、JIS G 4322「鉄筋コンクリート用ステンレス異形棒鋼(2008 年)」が制定されたことを受けて、コンクリートライブラリー130 号「ステンレス鉄筋を用いるコンクリート構造物の設計施工指針(案)(土木学会)」が発刊されました。ステンレス鉄筋の接合には同じ材質の機械式継手で接合するように記載しており、弊社の継手データも掲載されています。継手(スリーブ)の材質をステンレス鋳鋼や非磁性鋳鉄に変えることにより、様々な材質の異形鉄筋を接合することができます。
Q 充填材の強度は?
A SSモルタルの圧縮強度管理値は、70N/mm2(SD490 以下)以上としていますが、実際には100 N/mm2 程度の強度が得られます。また、SS モルタル120N はSD590,SD685 用として開発され、130〜140N/mm2程度の圧縮強度が得られます。
Q 継手単体の性能は?
A 弊社が実施している継手試験は、全てSA 級の荷重履歴(継手の降伏ひずみの5 倍での繰返し)を課しております。用いる鉄筋のふし形状やピッチ等により、継手性能はSA級やA 級を示しますが、いかなるふし形状の鉄筋であってもSA 級の塑性域繰返しで性能劣化しないことを前提として開発しています。
スリムスリーブやスーパーUX タイプは、鉄筋のふし形状を特定することによりSA 級の継手性能を示し、なかでも、UX タイプは(財)日本建築センターのSA 級の評価を取得しております。
Q 施工誤差における継手性能の余裕は?
A 実施工現場では、鉄筋の埋込長さ、偏芯、傾斜等、様々な施工条件が加わる事から、これら全てを含めてA 級(SA 級)の継手性能を満足させるために、SS モルタルの圧縮強度や鉄筋埋込長さに余裕を持たせて設計・製造し、継手材料を提供しております。
Q スプライススリーブ継手を有する部材の性能は?
A 柱や梁の端部に継手が集中していても、継手内部からの鉄筋の伸び出しが期待できることからRC 一体打ちと同等以上の変形性能や耐力を示します。また、継手があることにより、柱脚部の座屈防止にも寄与します。
Q スプライススリーブ継手の地震の洗礼は?
A 今日まで、約2,000 万個所の施工実績がありますが、1995 年1 月の阪神大震災(M7.2)や1993 年8 月のグアム大震災(M8.2)の洗礼も含めて、震災による継手の損傷や構造物の被害は有りません。